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飛行機に乗るのが楽しくなる!ボーイング社のB787の特徴を知ろう

2016/12
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アメリカ合衆国Boeing(ボーイング)社の最新鋭機、Boeing 787 Dreamliner(B787)。日本ではANAが製造過程に関わり、2011年に世界に先駆けて導入したことで注目を浴びました。現在では、ANA、JALをはじめ、日本に就航している数多くの海外エアラインもB787を日本路線に投入していることから、日本各地の空港で見ることができます。

B787は、機体に炭素繊維強化プラスチックなどの複合材料を使用することで機体を軽量化し、巡航速度が大幅に向上、燃費も良くなり、中型旅客機としては航続距離が格段に延びました。そのため、これまでは途中で給油する必要があった長距離路線を直行で結ぶことができるようになり、運航の効率も向上したと言われています。また、環境にも配慮されており、排出する二酸化炭素や煙が削減された上、騒音も軽減されています。近くで聞いてみると、これまでの旅客機に比べてエンジン音がとても静かなことがわかります。

また、B787は、部品の約35%が日本で製造されていることから、準国産旅客機と呼ばれることがあります。日本で製造されているのは主に、前部胴体、主脚格納部、主翼を固定する後縁、主翼を支える中央翼、機体全体の50%を占める炭素繊維強化プラスチックの開発、主翼に使用する炭素繊維強化プラスチック製部品の組み立てや、塗装などです。残りの30%はアメリカで、その他35%は世界各国のメーカーが担当していることから、日本のメーカーの占める割合の高さがわかります。

では、客室はどうなっているのでしょうか。
B787の客室は、お客様がより快適に空の旅を楽しめる工夫がたくさん施されています。まず、これまでの中型旅客機に比べて、客室の天井の高さと幅が広がりました。また、客室の窓は、これまでより1.3倍の大きさに拡大されています。これにより視界が広がり、窮屈感が減ったと言われています。照明にはLEDライトを使用し、シーンに応じて色調を変えることができるほか、客室を虹色に染めることもできます。

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これまで、飛行機のお手洗いは狭くて使いづらいという声も多く聞きました。B787のお手洗いは、体の不自由な方でも使いやすいような広くて快適なユニバーサルデザインとなっています。 航空会社によっては温水洗浄機能を搭載しているところもあります。

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そして注目すべきは機内の湿度調整が行えるようになったことです。飛行機を利用したことがある人なら誰しもが感じることだと思いますが、客室は非常に乾燥しており、CAもハンドクリームや化粧水が手放せないなど、常に保湿に気を配る必要がありました。それが、B787では快適な湿度設定が行えるようになったのです。客室内の気圧高度を抑えながら空気の循環や清浄を行うシステムにより従来よりも乾燥しにくくなりました。客室内で過ごす時間が長いCAにとっても嬉しいことですよね。このように、B787は、最新技術が詰まっただけでなく、空の旅の快適性をより追求し、環境にも優しい飛行機となっています。B787に搭乗する機会があれば、ぜひこれまでの航空機との違いにも注目しながら空の旅を楽しんでみてくださいね。

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