面接の分かれ目は、「心の持ちよう」

あなたは面接で何を気を付けていますか？具体的に話す内容ですか？質問に対する答え方ですか？自己紹介の文章でしょうか？扉を開ける入り方ですか？歩き方・立ち方でしょうか？面接のスーツやメイクですか？

実は、「他の人と差をつける面接術」は、そんなことではありません。あなたは、どういう心境でその面接の場に立っていますか？このことが、合否に差がでる重要なポイントなのです。

面接会場に行くと、綺麗でしっかりしていて、いかにもCAのような受験生がたくさんいますよね。航空業界のことをよく調べていたり、出身の学校名を聞くだけで気後れしてしまいますよね。では、あなたはその時どんなことを考えて面接官の前に立っているのでしょう？その時の気持ちが、あなたの人生を左右することになっているのです。

他の人と差をつける面接をするために、元CAが3つのポイントをご紹介いたします。

ポイント1：「絶対受かる」と自信を持つ

多くの受験生を目の当たりにすると、誰でも怯んでしまうものです。「こんなに多くの人がいる中で自分なんか受かるわけがない。」なんて考えていませんか？または、「CAになりたいな～」という風に思っていませんか？
面接で合格したいなら、一切こんな風に思わないでください。「CAになりたいな～」でなく、「CAになる！」と強い意志を持って思ってください。一寸の迷いもなく「CAになる！」と言い切ってしまうぐらいの気持ちでいないといけません。
なぜなら、「CAになりたいな～」というぐらいの気持ちの人は「CAになる！」と言う鉄のような意志の人には絶対勝てないからです。

面接官は、一日に何人も面接で受験生を見ています。だいたい１グループ５人で面接します。一回のグループ面接で他の人よりも光って見える人は、「気概がある人」です。強い意志が、あなたのオーラとなりあなたを照らします。そのために、５人の中で一番光って見えるのです。

ハッキリいうと、５人が面接会場に入った瞬間に合否が決まると思ってもいいでしょう。５人の中で、一番強い意志のある人が合格するのです。

ポイント2：面接ではCAになったつもりで

では、面接ルームに入りました。５人の受験生に対して、面接官数人が座っています。５人が横一列に立ち、あなたは自分の椅子の前に立っています。
その時点で、ほとんどの受験生は「CAの面接を受けている」という感覚でいます。目の前に座っている面接官を面接官として見ているのです。そして、自分以 外の横にいる受験生を、自分と同じ受験生だと思っています。そう思うのは当然かもしれません。誰でもそう思うでしょう。でも、それでは合格できません。

「他の人と差をつける面接術」ではどうするのでしょう？

あなたは目の前にいる面接官も横にいる受験生も、飛行機の中にいるお客さんであると思ってみてください。面接ルームにいる人は、「みんなあなたの機内に乗ってきたお客様だ」と思うのです。どうでしょう？面接官や受験生に対する目や気持ちが変わりませんか？
圧迫面接のような質問がある場合もあります。でも、それは機内でクレームを言われるお客様もいらっしゃるからです。

面接の質問に対しても、「面接官に話す話し方」と「お客様に説明する話し方」は変わってきますよね？面接で答える同じ言葉にしても、お客さまにご理解して いただく、どうしたらお客様に真心が伝わるか？と思って話すと温かみが生まれます。そして、そんな思いがあなたの心のこもった言葉になり口から出て行きま す。一生懸命に事前に書いた気の利いた文章をただ答えるよりも、心のこもった言葉の方は心を打つものです。

ポイント3：人の話に耳を傾ける

面接では、「面接官も他の受験生もお客様だと思うこと」と、前の章で述べました。面接の時間の間は、ずっとそれは続いています。自分に対する質問が終わっ たからと安心している受験生は多いものです。自分の質問が終わったら、ずっとお行儀よく真正面に向いている人がほとんどです。

さあ、ここでまた「他の人と差をつける面接術」ではどうするのでしょう？

もし、その面接ルームにいる人たちが、あなたのお友だちや大事な人たちなら、他の人が話している時にソッポ向いて座っていますか？
きっと違いますよね。他の人が面接の質問を受けている時に、きちんと発言している人に体を少し向けてみてください。話している人のお顔の方を見てあげてみてください。真横にいて顔を見られなくても、話しに対してうなずくことはできるでしょう。

このように、「私はみなさんのお話を聞いていますよ。自分のことばかりではなく、他の人のお話しを聞くことができますよ。」という協調性のアピールの絶好のチャンスなのです。面接官は質問を答えていない時のあなたの姿も見ています。

「他の人と差をつける面接術」のまとめ

CAに合格するには、面接を突破しなくてはいけません。何度も面接があるということは、それだけ第一印象が大事な職業であるからなのです。ここでは、３つの「他の人と差をつける面接術」をあげてみました。ぜひご参考にして面接突破してくださいね。

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