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B787のライバル機!A350の魅力

2019/01
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航空業界ニュース

 

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近年、競争が激しくなっている航空機産業の中でも、新しい世代の航空機と呼ばれ注目を浴びているエアバス社の最新鋭機A350 XWB(エクストラ・ワイド・ボディ)型機。現在、世界中の多くの航空会社で、主に中距離離路線に投入されている中型旅客機A330型機をベースにして、環境に配慮しながら燃費を良くするなど運航の効率を向上させ、また、乗客の快適性にもこだわって設計されています。ライバル機は、ボーイング社の最新鋭機B787型機シリーズと言われています。

 

A350シリーズには、A350-800型機、A350-900型機、A350-1000型機の3つの機体サイズがあり、もっとも大きなA350-1000型機は、3クラスの配置で、合計369席を配備することができるため、ボーイングの大型旅客機機であるB777型機シリーズの市場にも対抗することができると言われています。

 

日本では、唯一JALが2019年より、A350-900型機、A350-1000型機を合わせて31機を順次導入することを決めており、現在もっとも活躍しているB777の後継機として位置付けられています。JALがエアバス機を導入するのは初めてとなることからも大変注目を浴びています。

 

 

では、気になるA350型機の特徴を見てみましょう。

A350型機の機体の約53%には複合材が使用されています。胴体には炭素繊維強化プラスチックを使用しており、機体の軽量化がなされています。そのため、航続距離が大幅に伸びる上、巡航速度も飛躍的に向上しているため、長距離路線への投入が可能になります。また、騒音への配慮もなされており、エンジン音が最低限に抑えられており、エンジン近くの客室でも静かと言う特徴があります。

 

客室内は、天井が高くなり、横幅も広くなっています。エコノミー席の標準配置は、3-3-3のゆったりとした座席配置となっています。最大で3-4-3の座席配置も可能ですが、 各社乗客の快適性を考え、3-3-3の配置としているところが多いようです。座席幅が広がることによって窮屈感が減り、長距離路線においての乗客の快適性が格段に向上しています。

 

頭上の手荷物収納スペースは、ひとつの収納棚に機内持ち込み可能サイズのスーツケースが5つ収納できる大きさとなっています。これは、すべての乗客が機内持ち込み可能サイズのスーツケースを持ち込んだとしても収納が可能という広さです。これほど収納スペースが広い旅客機は初めてではないでしょうか。

 

これまでの旅客機は、客室の細かな温度調節が難しく、冷える、乾燥するという難点がありました。A350型機では、機内の空気を清浄して循環させ、空気を清潔に保つことができます。また、ゾーンごとでの温度調節、湿度調節も可能になり、乾燥を防ぎ、快適な機内空間を提供することができるようになりました。

 

2015年に引き渡しが開始されたA350は、カタール航空、ベトナム航空、チャイナエアライン、フィンエアー、エチオピア航空、シンガポール航空、キャセイパシフィック航空、エティハド航空などですでに運航を開始しています。

 

2016年12月現在、ベトナム航空が、ホーチミン-成田路線・ホーチミン-関西路線に、チャイナエアラインが台北-関西路線に、シンガポール航空が、シンガポール-羽田路線にA350を投入しています。2017年1月から3月の間の期間限定(日によって別機材の場合あり)でキャセイパシフィック航空が、香港-関西路線に、6月にはフィンエアーが、ヘルシンキ-成田路線への投入を予定しています。 新しい航空機の飛来は、とてもワクワクしますね。今後、日本の空港でもA350を目にする機会が増えてくるはずです。ぜひ、空港でチェックしてみてくださいね。

 

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