10月1日に放送されたTBS系列「マツコの知らない世界」で、格安航空会社・LCCが取り上げられていました。ご覧になった方も多いのではないでしょうか。
日本の空に格安航空会社・LCCが就航したのは、2012年3月のこと。関西空港を拠点にしたPeach(ピーチアビエーション)が最初でした。その後、成田空港を拠点にしたVanilla Air(バニラエアー)やJet Star(ジェットスタージャパン)、地方空港にも活気を与えたSpring Japan(春秋航空日本)などが次々に参入しています。海外の格安航空会社・LCCの日本への就航も増えましたね。利用したことがあるという人も増えていることと思います。
格安航空会社・LCCの魅力は、なんといってもその価格の安さです。使用する航空機の機種を統一することでかかる維持費や整備費の削減、機内で提供するサービスなどのコストを削減することで低価格を実現しています。1年を通して様々なキャンペーンやセールが開催されており、セール時には、国内線の航空券の価格が1000円を下回ることも!近距離路線のアジアを中心とした国際線の航空券も低価格で提供しており、週末を利用して気軽に海外に行くことができるようになりました。
これまでレガシーキャリアでは当たり前に行われてきた機内でのドリンクサービスや機内食の提供、機内エンターテイメントシステム、無料での座席指定や受託手荷物などがオプションとなるため追加料金を支払う必要がありますが、コストを抑えて自分のスタイルに合った旅行を組み立てることができるという利点があります。使い方次第で、いつでも気軽に旅行に出かけることができるのは嬉しいですよね。
では、格安航空会社・LCCのCAはどうでしょうか。レガシーキャリアとのもっとも大きな違いは、業務内容が多岐にわたるということではないでしょうか。CAとして乗務するだけでなく、機内清掃、搭載品類の在庫確認のほか、フライトの合間に地上業務を行うこともあります。また、男性のCAの在籍数が多いこともあげられます。外資系航空会社では多くの男性CAが乗務しているにも関わらず、これまで日本の航空会社では9割以上を女性のCAが占めていました。それが、格安航空会社・LCCでは、男性CA が半数を占めるフライトに出会うことも少なくないのです。時には、男性CAのみのフライトが企画されることもあるようです。身だしなみについても、レガシーキャリアでは厳しく定められている髪の色やネイルの色、化粧なども常識の範囲内であれば比較的自由を与えられている傾向にあります。
格安航空会社・LCCは、価格面での厳しい競争を強いられるため 、他社との差別化に力を入れており、会社が一体となってユニークで個性的な取り組みを行っています。そのため、会社の持つ価値観に共感し、様々なことに挑戦する姿勢が必要になります。まだまだ成長過程の会社が多く、社員ひとりひとりがアイデアや企画を提案しながら、会社の成長に携わっていけることが格安航空会社・LCCの魅力だと思います。 新しい就航地も増え、今後ますます拡大していく格安航空会社・ LCCを盛り上げてくれるCAが必要になってくるはずです。募集が出た時に慌てないよう、それぞれの会社の魅力を研究しておくことも重要ですよ。

















