講師直通 080-3957-2330 お問い合わせはお気軽に 9時~18時

個別相談

スクールブログ

MRJとは?

2016/10
11
航空業界ニュース

2016年9月26日、米国での試験飛行のため、3度目の挑戦で太平洋を横断するフライトへ旅立ったMRJ。CAを目指す皆さんの中にも、MRJのニュースに注目している人もいるのではないでしょうか。

MRJは、「Mitsubishi Regional Jet(三菱リージョナルジェット)」のことで、日本初の国産小型ジェット機です。2014年10月にロールアウトされた後、2015年11月に県営名古屋空港から初飛行を行いました。この「リージョナルジェット」の「リージョナル」とは、「地域・地帯」を意味し、 国内の都市間を結ぶという意味合いがあり、主に短距離輸送に用いられます。知っている人もいるかもしれませんが、MRJが参入しようとしている小型ジェット機市場では、2強と言われるカナダ・ボンバルディア社のERJ、ブラジル・エンブラエル社のERJがあります。日本では、JALグループのJ-AIRやIBEXエアラインズで使用されていますね。

MRJの座席数は70〜90席。機体を軽くするため、機体の一部に炭素繊維を使用し、燃費効率の良さや騒音の軽減、排出ガスを抑え環境にも配慮するなど最新の技術が詰まっています。日本の航空会社では、ANA、JALが導入を決めており、現在、国内の地方路線を飛んでいるボンバルディアDHC8-Q400やエンブラエル170、B737-500の後継機として使用することが予定されています。

皆さんは、かつて日本ではYS-11という国産プロペラ機が飛んでいたことを 知っているでしょうか。第二次世界大戦後にはじめて日本で開発された国産プロペラ機YS-11は、東京オリンピックの聖火を日本各地に運んだ機体として知られ、民間航空会社では2004年にJALに吸収合併された日本エアシステムや、日本エアーコミューターなどが地方路線や諸島部を中心に飛行してきましたが、2006年をもって引退し、日本の空を飛ぶ姿を見ることはできなくなってしまいました。現在は、日本各地の航空博物館に展示されています。そのYS-11以降、約50年ぶりに日本で生産されることになったMRJは、日本の航空技術が集結した新しい小型ジェット機として、日本だけでなく海外からも注目されているのです。

日本国内では、2021年頃に導入される予定です。日本のジェット機が、日本の空を飛ぶ日が来るのを待ち望んでいる人も多いと思います。近い将来、CAを目指す皆さんがMRJに乗務する日もやってくるかもしれませんね。

世界各国のハロウィーン事情

2016/10
6
航空業界ニュース

10月31日は、ハロウィーン(Halloween)です。ハロウィーンと言えば、大きなかぼちゃをくりぬいて作るランタンの装飾、仮装パーティーやパレードというイメージですが、ハロウィーンの起源を知っていますか?


もともとハロウィーンは、ヨーロッパ・主にアイルランドに住んでいたと言われている、古代ケルト人のお祭りでした。古代ケルト人の暦では、1年の終わりが10月31日とされていて、その日には死者の霊が帰ってくると言われていました。そこで、死者の霊の災いが降りかかるのを嫌がった人々が、お化けの仮面をかぶり、カブをくりぬいてランタンを作ってろうそくを灯したりしたことが、現在のハロウィーンのはじまりとされています。 

その後、ハロウィーンがアメリカに伝わり、カブがかぼちゃに変わり、子供が仮装をして「Trick or Treat」とお菓子を求めて家々をまわる、現在のようなイベントになったと言われています。アメリカでは、ハロウィーンの約1か月前から仮装用の衣装や子供たちに配るお菓子を用意したり、家の庭を飾るなどして、子供から大人までが参加して楽しめる一大イベントとなっています。

近年、日本でもこの時期になると、オレンジ色のかぼちゃやお化けの装飾を見かけることも多くなり、仮装パレードなどのイベントも定着してきましたよね。

では、各国のハロウィーン事情はどうなっているのでしょうか。

古代ケルト人が住んでいたとされ、ハロウィーンが誕生した場所とも言われているアイルランドでは、毎年10月最後の月曜日がハロウィーンを祝う祝日になっています。今でも、焚き火やランタンに火を灯して死者の災いから身を守る、もっとも原型に近い形でのハロウィーン祭りが開催されています。

アイルランドのお隣の国イギリスでは、意外にもハロウィーンはそれほど大きなイベントではありません。ロンドンのように多民族が集まる国際都市では仮装イベントが行われることもありますが、イギリス人にとってハロウィーンはアメリカの文化なのだそうです。

カトリック教徒の多い、イタリア、スペイン、フランスや、メキシコをはじめとする中南米地域では、10月31日から11月2日にかけての期間を、「諸聖人の日」または「死者の日」と呼び、各家庭に祭壇が飾りつけられ、街ではパレードが開催されるなどして盛大に祝います。特に、ガイコツに仮装して街をねり歩くメキシコの「死者の日」は、ユネスコの無形文化遺産にも登録されているほど古くから伝わる風習で、一年で最も賑わいを見せる日でもあります。そのため、これらの地域ではハロウィーンを祝うということはないようです。

中国、韓国などのアジア諸国でも、日本と同じようにアメリカのハロウィーンが浸透し、仮装パレードなどが開催されています。イスラム教の信仰が深い中東地域では、ハロウィーン自体が存在していません。地域や文化、信仰によって盛り上がり方もずいぶんと違うことがわかりますね。死者の霊が帰ってくるという風習は、日本のお盆と似ているような気がします。ハロウィーンだけでなく、世界各国のお祭りの起源を学び、どのように祝うのかを知るのも面白いかもしれませんね。

ピンクリボンキャンペーン

2016/10
4
航空業界ニュース

10月に入り、航空会社でも乳がんの正しい知識、早期発見を啓発する「ピンクリボンキャンペーン」が行われています。

 

このようなバッジをつけているCAを見たことはありませんか?

 

見たことが無い方は今月から着用されているようですので、ぜひチェックしてみてください!

 

 

JALでは、ピンクリボンキャンペーンにたくさんの活動を行っているようです。

 

詳しくは下のリンクをご覧くださいheart

 

http://www.jal.com/ja/csr/safety_security/woman.html

 

 

 

映画『ハドソン川の奇跡』と9.11

2016/09
29
航空業界ニュース

先週末より『ハドソン川の奇跡』が公開され、話題となっていますね!

こちらの映画は、2009年に起こり、奇跡的な生還劇として知られるUSエアウェイズ1549便不時着水事故、通称“ハドソン川の奇跡”と、その後の知られざる真実を映画化したものです。

 

きっと同じニューヨークで起きた事故である同時多発テロを思い返した方もいるのではないでしょうか?

 

「9.11以降航空業界はどう変わったのか」について今日はお伝えしたいと思います。


日本人を含む多くの犠牲者を出し、航空業界に大きな打撃を与えた、9.11アメリカ同時多発テロ事件から今年で15年が経ちました。それまで、まさか飛行機がテロの手段となるとは誰も想像していなかったと思います。

9.11テロ事件前には、飛行中も気軽にコックピット見学を許可してくれる航空会社が多く、航空業界を目指す人たちにとっては夢のような体験をすることができました。それが今では、コックピットの内側から厳重にロックされ、客室乗務員でさえ気軽に立ち入ることができなくなり、コックピットの見学は叶わなくなってしまいました。テロ対策のマニュアルも導入され、セキュリティ強化への取り組みが劇的に変化してきました。

空港での手荷物検査、身体検査にもこれまでよりさらに時間をかけるようになり、X線だけでなく直接身体に触れて検査を行う場合もあります。そのために、すべてのセキュリティチェエクのブースに男女の警備員を配置する必要が出て、人員確保も必須となりました。また、搭乗ゲートで抜き打ちの手荷物検査を行う航空会社も少なくありません。機内に持ち込める液体類の制限や、徹底的に調べる姿勢は、疑いをかけられているようであまりいい気はしませんが、一度に何百人という旅客を乗せて飛ぶ飛行機の安全を守るためには必要なことだと思います。

パイロット、CAの手荷物検査やIDチェックも厳しくなり、制服の上着を着用していない場合には入国できないと言われてしまう国もあるほどです。航空保安官(エアマーシャル)を乗務させたり、これまでサービス要員としての位置付けが強かったCAにも保安要員としての護身術訓練を導入する航空会社が増えました。中には、 CA全員に格闘技を教えている航空会社もあるほどです。CAが格闘技を習うことになるなんて思ってもいませんでしたよね。

世界中を飛んでいる飛行機の数は、1日に約24万便を超えると言います。すごい数ですよね。そのすべての乗客を安全に目的地へお連れするために、数え切れないほどの人々が関わって、皆一丸となって空の安全を守っているということがわかります。

今、CAを目指している皆さんの中には、9.11アメリカ同時多発テロが起こった時にはまだ幼く、実際の映像を見たことがないという人も多いかもしれません。 機内で流れる安全に関するビデオでは、酸素マスクをつける時、必ず自分のマスクをつけてから他の人のマスクをつけるようにと言っています。機内でどんなことが起こっても、まずは自分の身を守らなければ、多くの乗客を助けることができないということを、CAを目指す皆さんの心にも留めておいて下さいね。

 

空の日イベント

2016/09
26
航空業界ニュース

9月20日は「空の日」でした。
毎年9月20日から10月にかけては、日本各地の空港で、航空スクールや空港内部見学ツアー、管制塔の見学ツアー、滑走路ウォーク、機体の見学など、空の日に関する様々なイベントが催されています。すでに、参加した人もいるかもしれませんね。

現役のパイロットやCA、整備士など空の仕事に関わる人たちが参加するイベントもあり、CAを目指す皆さんにとっては、航空への知識を深め、普段見ることができない業務の裏側などを垣間見ることができる機会でもあります。また、ひとつのフライトを運行するためにどれほど多くの空の仕事が関わっているのかということを知るきっかけとなると思います。 

福岡空港では10月8日(土)空の日イベントとして「スカイスクール」の開催が予定されています。ANA、JALのパイロット、CA、整備士、GSのほか、福岡空港の管制官として働く皆さんが、空の仕事をについて語ってくれるイベントだそうです。空の仕事に関わる様々な方々と一度にお会い出来る機会はあまりありませんので、知識を深める良い機会になりますね。応募の締め切りは9月28日です。まだまだ間に合いますので、参加してみたい人はぜひ応募してみましょう。

また、今年で開港10周年を迎えた北九州空港でも9月25日(日)に「北九州空港まつり」が開催されました。SFJが北九州空港から飛び立ってもう10年経つのですね。SFJのスタイリッシュな黒い機体が初めて日本の空を飛んだ時のインパクトが大きかったことを覚えています。10周年をお祝いするイベントをはじめ、ターミナルビル内ではペットなどの輸送を扱う動物検疫所のお仕事紹介が行われるほか、JAL、FDAのブースが設けられて様々な体験イベント行われたようです。空港管理エリアでは航空教室が催されたり、トーイングカーをはじめとする特殊車両の展示や体験乗車に加えて、CAを目指す皆さんも興味深々のSFJトレーニングセンターの見学会も行われました。


空の日のイベントに参加すると、格納庫などに駐機している機体を間近で見る機会があるかもしれません。「これほど大きな機体が空を飛んでいるなんて!」と、間近で見る機体の大きさに圧倒されるでしょう。同時に、ぜったいにCAとしてこの機体に乗るんだという思が強くなるはずです。CAを目指す皆さん、大空に羽ばたける日を目指して一緒に頑張りましょうね。また、各地の空の日イベントに参加した人がいれば、ぜひ感想を教えてくださいね。

個別相談&カウンセリング 無料 お気軽にご相談ください

お問い合わせ 講師直通 080-3957-2300 10時~21時 土日祝祭日もOKです