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コロナでも飛行機が飛んでいるのはなぜ??元CAが教える豆知識

2021/07
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航空業界ニュース

航空業界を目指す方に向けて参考になるブログを更新いたしました♪

 

コロナでも飛行機が飛んでいるのはなぜ??元CAが教える海外へ飛ぶ国際線の豆知識

ウイルスから身を守るだけじゃない!客室乗務員のリスクマネジメント術

2021/06
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航空業界のお役立ち情報ブログを更新いたしました♪

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エアライン就活に役立つメールの基本マナーとは?

2021/05
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エアライン就活生のためのブログ記事を更新いたしました♪

エアライン就活に役立つメールの基本マナーとは?

受験生の皆様へ♪合格祈願と航空関係者に人気の航空安全の神社をご紹介!

2019/02
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航空業界ニュース

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CA受験を目指して日々頑張っている皆さん、受験前の合格祈願のお参りは済ませましたか?

日本各地には、合格祈願にご利益がある神様を祀っている神社が数多くありますね。その中には、空の神様を祀り、航空安全や大空へ羽ばたく大きな夢を持つ皆さんのような大願祈願にご利益がある神社もたくさんあります。

そこで今回は、皆さんが安心して受験に臨めるように、合格祈願と航空安全祈願にぴったりの神社をご紹介します。ぜひ、足を運んでみてくださいね。

①太宰府天満宮

学問の神様といえば、菅原道真。菅原道真を祀る神社は数多くありますが、その総本山が福岡にある太宰府天満宮です。

毎年受験シーズンには、全国から多くの参拝客が訪れることで有名ですね。

訪れたことがあるという人も多いと思いますが、合格祈願の御守だけでなく航空安全祈願の御守があるのを知っていましたか?道真が愛情を持って世話していた京の庭の木々が、道真を追って空を駆けて一晩で太宰府までやってきたという飛梅伝説に由来しているそうです。

合格祈願と航空安全祈願、CA受験生にご利益がありそうですね。

②泉州航空神社(泉州磐船神社)

関西国際空港がある泉佐野市に位置する泉州航空神社(泉州磐船神社)。

航空宇宙の先駆者とされる饒速日命(にぎはやひのみこと)を祀った神社で、航空安全や合格祈願、大願祈願にご利益があると言われています。関西国際空港を拠点に働くCAやパイロットの皆さんもお参りに訪れる、航空関係者に人気の航空神社です。

小型飛行機や航空に関するものを展示した航空博物館も併設しています。関西空港からは30分くらいなので、ぜひ足を伸ばしてみてください。

③琴崎八幡宮

海外の航空会社を受験する人にぜひ訪れてもらいたいのが、山口宇部空港から車で15分の場所に位置する、琴崎八幡宮です。

合格祈願はもちろんのこと、留学や就職、旅行などで海外へ行かれる際、異国での安全を祈願する、海外護身御守がある、日本でも珍しい神社です。

海外でCAになる夢を叶えようと頑張っている人にぴったりな御守です。

④羽田航空神社

日本の空の安全と航空業界で働く人の安全を祈願するために設立された航空神社(東京都港区新橋の航空会館内)から分霊された羽田航空神社。

羽田空港第一ターミナルにひっそりと佇む知る人ぞ知る航空神社で、CA、パイロットをはじめ航空関係の仕事に従事する人たちから愛されています。

新橋の航空神社でしか手には入らない航空安全の御守は、「落ちない」御守としてCAの受験生にも人気です。羽田空港に出かけたら、ぜひ探してみてください。

⑤羽田神社

羽田空港整備場近くに位置する羽田神社は、航空安全を祈願しに訪れる人の多い神社です。

飛行機の絵が描かれた赤と青の御守や飛行機の形をしたストラップ式の御守は、航空関係の仕事をしている人にもっとも人気のある航空御守としても知られていて、多くのCAやパイロットがフライトバッグにつけています。

また、 CA受験やパイロット受験の合格祈願に訪れる人も多い有名な航空神社です。

 

いかがでしたか。CA受験にご利益があると言われている有名な神社をご紹介しました。

まだまだ紹介しきれない神社もあるのですが、CAになって日本各地を飛び回るようになったら、各地にある航空神社をひとつずつ訪れてみるのもいいのではないでしょうか。ご利益があり希望が叶った際には、お礼参りも忘れずに行ってくださいね。

また、各空港でも受験生の皆さんを応援するため、航空会社別に合格絵馬が用意されています。受験生が自由に記入できるものもありますので、ぜひ記入してみてください。皆さんの願いが叶いますように♪

国内の面白いネーミングの空港をご紹介します♪

2019/02
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航空業界ニュース

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皆さんは、日本国内にどのくらいの数の空港があるかを知っていますか?

日本国内で民間の旅客機が離発着する空港数は、101にものぼります。都道府県の数よりも多い空港が、日本の狭い土地に存在することに驚く人も多いのではないでしょうか。

皆さんがよく知っている、成田国際空港、東京国際空港(羽田空港)、中部国際空港、関西国際空港は、国際航空輸送及び国内航空輸送の拠点として利用される空港であることから、「拠点空港」と呼ばれています。そのほかにも、日本各地には、1日数便しか離発着のない空港や、その地方の特色を捉えたユニークな名前の空港など、あまり知られていない空港も多数あります。

そこで今回は、日本国内にある面白いネーミングの空港をいくつかご紹介したいと思います。

①鳥取砂丘コナン空港

2015年に鳥取空港から新たなネーミングで生まれ変わった「鳥取砂丘コナン空港」。鳥取県随一の観光地として知られる「鳥取砂丘」と鳥取県出身の有名漫画家青山剛昌さんの作品「名探偵コナン」を合わせたユニークなネーミングです。

空港では、パイロットに扮したコナンとCAのユニフォームをまとった蘭の等身大フィギュアが出迎えてくれます。青山剛昌さんのイラストやトリックアートなど、空港のいたるところに「名探偵コナン」のキャラクターの装飾が施されているほか、「名探偵コナン」が全巻揃う図書コーナーもあります。

②出雲縁結び空港

縁結びの神様として知られる出雲神社がある島根県松江市に位置する「出雲縁結び空港」。2010年に空港の愛称を募集した際、応募数の4分の1以上がこの名前だったことから選ばれた愛称です。

「空港を利用するすべての方にいいご縁がありますように」との願いが込められて名付けられた「出雲縁結び空港」のターミナルには、縁結び大国のオブジェ、特製の縁結び絵馬など、あちらこちらに縁結びスポットがたくさん。縁結びの旅の始まりと終わりに、訪れるだけでいいご縁がありそうな、なんだか幸せな気持ちになれる空港です。

③高知龍馬空港

高知県の玄関口である高知空港は、土佐出身の偉人として知られる「坂本龍馬」の名前にちなんだ「高知龍馬空港」の愛称で親しまれています。2003年、坂本龍馬の誕生日であり命日でもある11月15日に名付けられ、土佐の魅力の発信地として様々なイベントを定期的に開催しています。

海外の空港では、ニューヨークの「ジョン・F・ケネディ空港」やローマの「レオナルド・ダビンチ空港」のようにその国や土地にゆかりがあり、大きな影響を与えた偉人の名前をつけることはよくあるのですが、日本の空港名に人名をつけることはとても珍しく、日本ではじめて人名を含んだ空港の名前となったのが「高知龍馬空港」です。

④おいしい庄内空港・おいしい山形空港

山形県にある二つの空港「おいしい庄内空港」と「おいしい山形空港」。4000件以上にものぼる応募の中から選ばれたこのユニークなネーミングは、「人も食も自然も文化もすべてがおいしい」という意味が込められています。

山形の人の良さや食の美味しさ、自然や文化の美しさを象徴する印象的なネーミングですよね。県内で二つ同じ名前の空港が誕生したのは、日本ではじめてのことです。

 

いかがでしたか?どれも一度聞いたら忘れられず、機内アナウンスでもちょっと驚いてしまうようなユニークな空港名ですよね。ほかにも、「オホーツク紋別空港」や「コウノトリ但馬空港」、「宮崎ブーゲンビリア空港」などのようにその土地の自然の特色を生かしたネーミングの空港も目立ちます。

日本国内には数多くの地方空港がありますが、実は利用者が伸びず苦境に立たされている空港も多いのです。ユニークで面白いネーミングをすることで、 よりたくさんの人に知ってもらい、その地方を訪れてもらいたいという思いが込められているのだと思います。日本各地にある空港の名前やその由来を調べたり、もし空港に人名をつけるとしたら誰の名前をつけるかを考えてみるのも面白いですね。

B787のライバル機!A350の魅力

2019/01
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航空業界ニュース

 

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近年、競争が激しくなっている航空機産業の中でも、新しい世代の航空機と呼ばれ注目を浴びているエアバス社の最新鋭機A350 XWB(エクストラ・ワイド・ボディ)型機。現在、世界中の多くの航空会社で、主に中距離離路線に投入されている中型旅客機A330型機をベースにして、環境に配慮しながら燃費を良くするなど運航の効率を向上させ、また、乗客の快適性にもこだわって設計されています。ライバル機は、ボーイング社の最新鋭機B787型機シリーズと言われています。

 

A350シリーズには、A350-800型機、A350-900型機、A350-1000型機の3つの機体サイズがあり、もっとも大きなA350-1000型機は、3クラスの配置で、合計369席を配備することができるため、ボーイングの大型旅客機機であるB777型機シリーズの市場にも対抗することができると言われています。

 

日本では、唯一JALが2019年より、A350-900型機、A350-1000型機を合わせて31機を順次導入することを決めており、現在もっとも活躍しているB777の後継機として位置付けられています。JALがエアバス機を導入するのは初めてとなることからも大変注目を浴びています。

 

 

では、気になるA350型機の特徴を見てみましょう。

A350型機の機体の約53%には複合材が使用されています。胴体には炭素繊維強化プラスチックを使用しており、機体の軽量化がなされています。そのため、航続距離が大幅に伸びる上、巡航速度も飛躍的に向上しているため、長距離路線への投入が可能になります。また、騒音への配慮もなされており、エンジン音が最低限に抑えられており、エンジン近くの客室でも静かと言う特徴があります。

 

客室内は、天井が高くなり、横幅も広くなっています。エコノミー席の標準配置は、3-3-3のゆったりとした座席配置となっています。最大で3-4-3の座席配置も可能ですが、 各社乗客の快適性を考え、3-3-3の配置としているところが多いようです。座席幅が広がることによって窮屈感が減り、長距離路線においての乗客の快適性が格段に向上しています。

 

頭上の手荷物収納スペースは、ひとつの収納棚に機内持ち込み可能サイズのスーツケースが5つ収納できる大きさとなっています。これは、すべての乗客が機内持ち込み可能サイズのスーツケースを持ち込んだとしても収納が可能という広さです。これほど収納スペースが広い旅客機は初めてではないでしょうか。

 

これまでの旅客機は、客室の細かな温度調節が難しく、冷える、乾燥するという難点がありました。A350型機では、機内の空気を清浄して循環させ、空気を清潔に保つことができます。また、ゾーンごとでの温度調節、湿度調節も可能になり、乾燥を防ぎ、快適な機内空間を提供することができるようになりました。

 

2015年に引き渡しが開始されたA350は、カタール航空、ベトナム航空、チャイナエアライン、フィンエアー、エチオピア航空、シンガポール航空、キャセイパシフィック航空、エティハド航空などですでに運航を開始しています。

 

2016年12月現在、ベトナム航空が、ホーチミン-成田路線・ホーチミン-関西路線に、チャイナエアラインが台北-関西路線に、シンガポール航空が、シンガポール-羽田路線にA350を投入しています。2017年1月から3月の間の期間限定(日によって別機材の場合あり)でキャセイパシフィック航空が、香港-関西路線に、6月にはフィンエアーが、ヘルシンキ-成田路線への投入を予定しています。 新しい航空機の飛来は、とてもワクワクしますね。今後、日本の空港でもA350を目にする機会が増えてくるはずです。ぜひ、空港でチェックしてみてくださいね。

 

CAのオンとオフの切り替え方

2018/01
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航空業界ニュース

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皆様、あけましておめでとうございます。

本年もたくさんの合格者を出し、夢を叶えていきたいと思います!

どうぞよろしくお願いいたします。

 

生徒たちも間もなく始まる就活に向けて、新年の挨拶とともに気合の入ったメールを

送ってきてくださいました。

来年の今頃が楽しみです!!

 

 

さて、年末年始は飛行機を利用された方も多いのではないでしょうか?

この時期、航空業界も繁忙期でCAも大忙しです。

そんなCAのオンとオフの切り替え方について今日はご紹介したいと思います。

 

忙しい毎日、CAを目指して頑張っている皆さんも、勉強や仕事と就活の両立で、疲れやストレスが溜まってしまったという経験があると思います。 疲れやストレスが溜まってしまうと、イライラしてたり、しっかり眠れなかったり、ネガティブになって気分も落ち込んでしまいがちですよね。それが原因で周りとギクシャクしてしまうということもあります。

不規則な生活が多く、フライトごとに違うクルーと乗務を共にし、1日に何百人というお客様に会うCAは、疲れやストレスもかなりのものです。 しかし、皆さんが空港や機内で見かけるCAは皆生き生きとしていると思いませんか?どうやって疲れやストレスを溜めないようにしているのだろう、何か秘訣があるのかな?と気になる人も多いと思います。

CAが疲れやストレスを溜めないために行っていること。それは、「オンとオフの切り替えをしっかり行う」ということです。オンとオフを切り替えることは、簡単そうに見えて意外と難しいという声もよく聞きます。CAの多くは、髪をシニヨンに結んだり、制服に着替えることによってオンのスイッチが入ります。オンのスイッチが入ったら、考えるのはその日のフライトのことだけ!プライベートのことは二の次です。

皆さんの中には、オンモードには割と簡単に切り替えることができるのに、オフモードへの切り替えが苦手という人が多いかもしれません。その日の仕事で失敗したこと、うまくいかなかったこと、注意されて落ち込んだことなどの出来事を引きずってしまうとなかなかオフモードに切り替えることができませんよね。

上手にオンとオフを切り替えるために重要なことは、オンからオフへの切り替えスイッチを持つことです。これは、どんな人でも続けることによって身につけることができます。

例えば、「結んでいた髪をほどく」「空港を出たら」「家に帰ってゆっくりお風呂に浸かる」「好きな紅茶やコーヒーを入れる」「アロマキャンドルを灯す」など…、スイッチは人によってそれぞれ違いますが、CAの多くは「これをしたらもう仕事のことは考えない!」という、オンからオフへの切り替えスイッチを持っています。オンからオフへスイッチを切り替えることで、緊張を解いてリラックスするよう心がけています。それは、ステイ先のホテルでも家でも同じです。

いつまでも仕事のことを考えてくよくよしたり、悩んだりするよりも、しっかりとオンとオフを切り替えて、プライベートな時間には仕事を持ち込まないようメリハリをつけることで、仕事の時の小さなミスや失敗の減少にもつながります。特に、仕事に慣れていない新人CAは、終わったフライトのことを次の日のフライトに引きずりがちです。オンとオフの切り替えがうまくできずにいると、疲れやストレスが溜まり、体だけでなく心が疲れてしまいます。そうなると、仕事での小さなミスや間違いが増えてお客様に迷惑をかけることになりかねません。また、プライベートな時間に仕事のことを引きずってしまうと、家族や友人、恋人との楽しい時間も台無しですよね。

「終わったことは終わったこと、失敗から学び、次に生かす!」という気持ちできっぱりとスイッチを切り替えましょう。はじめは難しいなと思うかもしれませんが、ぜひ毎日続けてみてください。次第に、仕事のことを忘れてプライベートの時間を楽しむことができるようになります。オンとオフの切り替えスイッチを持って、自分の体と心を大切にすれば、また次の日も頑張ろうという気持ちが自然と湧いてきますよ。

飛行機に乗るのが楽しくなる!ボーイング社のB787の特徴を知ろう

2016/12
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アメリカ合衆国Boeing(ボーイング)社の最新鋭機、Boeing 787 Dreamliner(B787)。日本ではANAが製造過程に関わり、2011年に世界に先駆けて導入したことで注目を浴びました。現在では、ANA、JALをはじめ、日本に就航している数多くの海外エアラインもB787を日本路線に投入していることから、日本各地の空港で見ることができます。

B787は、機体に炭素繊維強化プラスチックなどの複合材料を使用することで機体を軽量化し、巡航速度が大幅に向上、燃費も良くなり、中型旅客機としては航続距離が格段に延びました。そのため、これまでは途中で給油する必要があった長距離路線を直行で結ぶことができるようになり、運航の効率も向上したと言われています。また、環境にも配慮されており、排出する二酸化炭素や煙が削減された上、騒音も軽減されています。近くで聞いてみると、これまでの旅客機に比べてエンジン音がとても静かなことがわかります。

また、B787は、部品の約35%が日本で製造されていることから、準国産旅客機と呼ばれることがあります。日本で製造されているのは主に、前部胴体、主脚格納部、主翼を固定する後縁、主翼を支える中央翼、機体全体の50%を占める炭素繊維強化プラスチックの開発、主翼に使用する炭素繊維強化プラスチック製部品の組み立てや、塗装などです。残りの30%はアメリカで、その他35%は世界各国のメーカーが担当していることから、日本のメーカーの占める割合の高さがわかります。

では、客室はどうなっているのでしょうか。
B787の客室は、お客様がより快適に空の旅を楽しめる工夫がたくさん施されています。まず、これまでの中型旅客機に比べて、客室の天井の高さと幅が広がりました。また、客室の窓は、これまでより1.3倍の大きさに拡大されています。これにより視界が広がり、窮屈感が減ったと言われています。照明にはLEDライトを使用し、シーンに応じて色調を変えることができるほか、客室を虹色に染めることもできます。

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これまで、飛行機のお手洗いは狭くて使いづらいという声も多く聞きました。B787のお手洗いは、体の不自由な方でも使いやすいような広くて快適なユニバーサルデザインとなっています。 航空会社によっては温水洗浄機能を搭載しているところもあります。

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そして注目すべきは機内の湿度調整が行えるようになったことです。飛行機を利用したことがある人なら誰しもが感じることだと思いますが、客室は非常に乾燥しており、CAもハンドクリームや化粧水が手放せないなど、常に保湿に気を配る必要がありました。それが、B787では快適な湿度設定が行えるようになったのです。客室内の気圧高度を抑えながら空気の循環や清浄を行うシステムにより従来よりも乾燥しにくくなりました。客室内で過ごす時間が長いCAにとっても嬉しいことですよね。このように、B787は、最新技術が詰まっただけでなく、空の旅の快適性をより追求し、環境にも優しい飛行機となっています。B787に搭乗する機会があれば、ぜひこれまでの航空機との違いにも注目しながら空の旅を楽しんでみてくださいね。

2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けたANA ・JALの取り組み

2016/11
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航空業界ニュース

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2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けて、今後ますます外国からの観光客が増えると予想されています。中には、体の不自由な方もいらっしゃるでしょう。機内、空港をはじめとする様々な場面において、多様なニーズに対応するおもてなしやサービスを提供するために、東京オリンピック・パラリンピックのオフィシャルエアラインパートナーであるANA・JALは、どのような取り組みを行っているのでしょうか。今回は、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けたANA・JALの取り組みに注目してみたいと思います。



ANAの取り組み

「HELLO BLUE, HELLO FUTURE~2020をみんなの滑走路にしよう~」のキャッチコピーのもと、さらなる国際線ネットワークを拡充しているANA。多様なニーズへの対応に特に力を入れて取り組んでいます。そのひとつに、2016年9月よりすべての機内で導入されている「コミュニケーション支援ボード」 があります。17言語に対応した音声発話機能および筆談機能を備えた支援ボードは、すべてのCAが保有するタブレット端末に導入されており、機内または空港でよりスムーズに正確な情報をお客様に提供することに活用されています。あらゆるお客様と柔軟なコミュニケーションをとることができるため、お客様の安心・満足に繋がっています。空港では、誰もが使いやすい空港を目指し、自動チェックイン機、自動手荷物預け機などのエリアを機能ごとに色分けし、案内表示にはパッと見ただけで判断できるような絵文字(ピクトグラム)を使用するなど、子供や外国のお客様にもわかりやすいような表示にリニューアルが実施されました。また、車椅子のお客様が保安検査場を通過する際にスムーズに検査ができるよう、金属が使われていない車椅子「morph(モルフ)」を全国の空港に順次導入しています。


JALの取り組み

「FLY to 2020」をスローガンに、外国からのお客様に日本の魅力を伝え、より多くのお客様のおもてなしを目標にしているJAL。その取り組みのひとつに、多言語を利用した情報案内サイト「JAL Guide to Japan」があります。現在までに9言語を導入し、日本の観光案内や旅の基本情報の提供、スピーディーな航空券の予約・購入を母国語で手助けしています。2020年までにはさらに言語を増やす予定で、母国語で様々な情報を提供することにより、外国からのお客様の安心や満足度の向上に取り組んでいます。また、チェックインカウンター、保安検査場、搭乗口、空席待ちカウンターなどにおいて、大きな音を出さなくてもはっきりと響きわたり、案内アナウンスがしっかりと聞こえる仕組みを持つ「ミライスピーカー」の導入を2016年8月より開始しました。耳が不自由なお客様だけでなく、混雑時にも聞こえやすく、混乱や不安を取り除き、快適なサービスの提供に取り組んでいます。今後、2020年を目処に日本各地の空港に導入される予定です。

いかがでしょうか。これらは両エアラインの取り組みのほんの一部ですが、あらゆるお客様に安心感・満足感を与えることができる快適なおもてなしやサービスの向上に取り組んでいることがわかります。国籍、言語、年齢、障害等を問わず様々なお客様が利用する機内と空港。CAを目指す皆さんも、あらゆるお客様とスムーズなコミュニケーションを図るためには、何が必要か、自分だったらどうするか、よりお客様の安心、快適、満足に繋げるためには、どのような取り組みが必要かを考えてみてくださいね。

超大型機A380について

2016/11
25
航空業界ニュース

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世界初の総2階建て構造、4つのエンジンを持つ大型旅客機A380。構想から約10年の歳月をかけて、初飛行を迎えたのが2005年のこと。テスト飛行を幾度も繰り返したのち、2007年、シンガポール航空に世界で初めてのA380が引き渡されました。

現在では、世界でもっとも多くA380を保有するエミレーツ航空をはじめ、エティハド航空、カタール航空、ルフトハンザ航空、エールフランス航空、ブリティッシュエアウェイズ、ヴァージンアトランティック航空、カンタス航空のほか、アジア地区ではラウンチカスタマーであるシンガポール航空、大韓航空、アシアナ航空、タイ国際航空、マレーシア航空、中国南方航空が運航しています。2016年現在、世界の空を飛んでいるA380は約200機にのぼり、日本の航空会社では唯一ANAが2018〜2019年頃に導入する予定となっています。

世界最大の旅客機とも言われているA380。その仕様はどうなっているのでしょうか。全長73メートル、翼幅79.8メートル、そして高さはマンションの約8階相当の24メートルです。ファースト、ビジネス、エコノミーの3クラスを配置した場合の定員は525名、すべてをエコノミー席で配置する場合の定員は、なんと853名です。これまで世界最大と言われてきたB747の最大定員が約525名だったことを考えると、その差は歴然ですね。そして、これほど多くの乗客が搭乗するということは、CAの数もその分多くなります。空港で見かけたことがあるという人もいるかもしれませんが、A380に乗務するCAの数は平均23名。20名を超えるCAが颯爽と歩く姿は、圧巻ですよね。「いつかは私も!」という夢を膨らませてくれる光景です。 

A380に乗務するCAの基本的な業務は他の機材と変わらないものの、各社A380を投入しているのは、日頃から混雑する人気路線です。毎フライトほぼ満席ということも多く、全長73メートルの機内を行ったり来たり、500名を超える乗客へのサービスを行うとなるととても大変です。そのため、航空会社によっては、トイレ、シャワールームなどを常に清潔に保つためのお掃除専門のクルーが乗務していることもあるそうです。

A380の内装には各社工夫を凝らしており、エティハド航空では、専用のバトラーを配置したスイートルーム「ザ・レジデンス」、「アパートメント(ファーストクラス)」「スタジオ(ビジネスクラス)」が注目を浴びました。シンガポール航空は、「空飛ぶホテル」と言われる「スイート」を導入、エミレーツ航空も、2階部分にバーラウンジやシャワールームを設置するなど、これまでの飛行機の旅のイメージを覆すような豪華な作りになっています。エコノミークラスでも、天井が高く、座席幅を広くとっている航空会社が多いので、窮屈感を感じにくいのが特徴です。また、天井部分がプラネタリウムのようになっていたり、Wi-Fiをはじめ、充実した機内エンターテイメントが揃い、長時間のフライトでも楽しめる工夫が施されています。

2016年11月現在、日本に乗り入れているA380は、バンコクー成田線を運航するタイ国際航空のみとなっています。タイ国際空港は、2016年12月から2017年初頭にかけての期間限定で、関西国際空港にもA380の投入を予定しています。この期間に空港に出かけることがあれば、ぜひA380を間近で見てみてくださいね。そして、A380が離陸する際、離陸滑走にかかる距離を他の飛行機と比べてみてください。どれほどの重量があるのか、離陸滑走の長さを見るとわかりますよ。500名を超える乗客の思いを乗せて、 力強く大空に羽ばたいていく姿は、CAを目指す皆さんにも夢や力をあたえてくれるはずです。 

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